導入の全体イメージ
各装置の役割
LiveNXサーバ(LiveNX Server)
LiveNXノードや各ネットワーク装置から送付されるSNMPやFlowのデータ情報を集約し、クライアントユーザに対してダッシュボードを提供するコア装置。本サーバには後述するLiveNXノード機能が含まれていて、小規模な環境であればLiveNXノードとサーバを1つのインスタンスで提供することが可能。(オンプレミス又は仮想での提供)
LiveNXノード
各ネットワーク装置が出力するSNMPやFlowのデータを収集(Flowコレクター機能)する装置。(オンプレミス又は仮想での提供)
SNMP/Flow対応機器
LiveNXノードに対してFlowデータを送付(Flowエクスポータ)するネットワーク機器。ルータ、スイッチ、ファイアウォール、ロードバランサーなどがある。
設置されている装置に、SNMPの設定及びFlow設定が必要。
LiveNXの導入方法・プロセス
- システムのサイジング
- 対象となるネットワーク内の装置数(ルータ、スイッチ等)等から、必要なリソースを計算してサイジングを行います。
具体的に必要なリソース(CPU Core数やメモリ、HDD/SDD)の目安につきましては、こちらをご参照ください。
- LiveNXサーバ(兼ノード)のインストール
- 既存の環境又は新規に導入した環境にLiveNXサーバをインストールします。
- LiveNXサーバの基本設定1(CLI:コマンドラインインターフェース)
- インストールしたLiveNXにログインし、IPアドレスやDNSサーバアドレスなど基本的なネットワーク情報を設定します。
- LiveNXサーバの基本設定2(Webインターフェース)
- 基本設定1で設定したLiveNXサーバのIPアドレスに、ブラウザからログインします。
ブラウザのURI欄に設定したIPアドレスを直接入力してアクセスします。
アクセスできたら初期パスワードを実際に利用するパスワードに変更し、購入又はトライアルのライセンスを投入して有効化します。
ライセンスのご購入及び14日間無償トライアルはこちらのフォームからお申し込みください。
- LiveNXクライアント(Java/JRE)のインストール
- LiveAction社のサイトからLiveNXクライアントソフトウェアをダウンロードし、任意のPCにインストールします。
- LiveNXサーバの基本設定3(Java/JREインターフェース)
- インストールしたLiveNXクライアントを起動し、ネットワーク内の監視対象機器をディスカバリーします。
また、ディスカバリーした機器及び対象インターフェースに対してSNMPやFlowの設定を行います。
SNMPやFlowの設定につきましては、Cisco製機器の場合は基本的にLiveNXが自動的にConfigurationを作成し、設定コマンドを送信できます。(ユーザ名やEnable Passwordが必要)
その他メーカーの機器の場合は、Configurationを個別に機器にログインして設定してください。
- LiveNXの詳細設定
- トポロジーマップや各種設定を行い、監視しやすいように設定を変更していきます。
各種アラートの閾値をカスタマイズします。