LiveWire製品は、パケットキャプチャ機能と共に、Flow非対応機器のパケットを取得してLiveFlowとしてLiveNX向けにフロー出力機能を提供します。

LiveWireを設置を検討すべきケース

(例) WANルータがNetFlow出力に対応していないケース

WANルータがNetFlow(又はその他のフロー)に対応していない場合、LiveWireの機能を活用することでキャプチャしたパケットからフローを生成し、LiNX上でフローの可視化機能を利用できる様になります。
【このパターンをお勧めするケース】
Cisco機器ではあるが、NetFlow出力に対応していない場合
非Cisco環境の場合
SD-WAN環境の場合
ルータのWAN側にFlow環境が存在している場合
フローからパケットキャプチャへドリルダウン分析をする場合

LiveWireの設置パターン(LiveWire Edgeアプライアンス[小規模環境用])

LiveWire Edge インライン

スイッチのポートとルータの間に接続し、通過するパケットを直接キャプチャするパターンです。
LiveWire Edgeアプライアンスのケースで最大140Mbpsまでのスループットに対応します。
接続が単純なので、比較的小規模なオフィスで、簡単に導入したいケースに向いています。
但し、接続する際にルータとスイッチの間を一旦抜栓する必要があるため、必ず通信断が発生します。

LiveWire Edge SPAN/TAP

スイッチのポートにミラーリングの設定を行い、キャプチャするパケットのコピーを当該ポートから収集するパターンです。
LiveWire Edgeアプライアンスのケースで最大140Mbpsまでのスループットに対応します。
接続が単純なので、導入も比較的簡単です。
また、設定方法によってはほとんどネットワーク断を発生させることなく導入が可能です。
但し、接続する際にスイッチにSPAN(ミラーリング)等の設定が必要なため、対応していないスイッチには使用できません。
さらに、ミラーリングの設定によってスイッチに一定程度負荷がかかるため、性能ギリギリのサイジングの場合、支障が出る可能性もあります。
事前に自社の環境で対応が可能か、確認をされることをお勧めします。

LiveWireの設置パターン(LiveWire Core/PowerCoreアプライアンス[中・大規模環境用])

LiveWire Core/PowerCore SPAN/TAP

スイッチのポートにミラーリングの設定を行い、キャプチャするパケットのコピーを当該ポートから収集するパターンです。
LiveWire Coreアプライアンスのケースで最大3Gbpsまで、LiveWire PowerCoreのケースで最大6Gbpsまでのスループットに対応します。
これらのアプライアンスのケースではSPAN/Tapのパターンのみ対応しています。
大型支店・営業店やデータセンターのWANエッジなど、規模の大きい環境に向いています。