WANについてLiveNXの導入プロジェクトの計画・構築・最適化の事例

大規模なオンライン銀行がCisco WANの導入を行った際に、計画及び最適化の段階において支援を必要としていました。
お客様はCisco PrimeとLiveActionのLiveNXを選定候補としていました。
Cisco Prime Infrastructureは、ブランチからデータセンターへの計画・展開段階のプロビジョニング、そして最適化段階の保証を提供しますが、お客様は幾つかの理由から、最終的に1,000を超えるブランチにWANを展開するためにLiveNXを選択いただきました。

ベースライン分析・計画段階(Day-0)

銀行は、現行のネットワークがどのような状況にあるか、何が実行されているかの基準となるベースライン情報を理解する必要がありました。彼らは、LiveNXには「デバイス」「インターフェース」「アプリケーション」「VPN」そして「ユーザへのリアルタイムネットワークトポロジーマップ」機能があることに注目しました。さらに、LiveNXは次のようなポリシーと動作をベースライン化するための他の便利なビジュアル分析も提供します。

  • トラフィックの種類とそのパスを検出し、サイト間の動作を可視化する「サイト間ビジュアル分析」
  • アプリケーションの動作チャート、ベースラインSLAのグラフ化及びアプリケーションの帯域消費に関するパターンネットワークの帯域及びQoSクラス分析
  • アプリケーション毎にどのサービスプロバイダーパスを利用するか、どのアプリケーションがアプリケーションルートポリシーに含まれているか、等を可視化するサービスプロバイダー分析

設計・設定・構築段階

LiveNXの強みは、10,000を超える大規模なデバイス環境に拡張できることです。そして、そうした環境に耐えうる大規模なポリシーを検証し、次のような「トンネル」「トラフィック」「アプリケーション」のパフォーマンスを最適できる点です。

  • 直感的なビジュアル分析によるアプリケーションルーティングの検証
  • 困難な問題のトラブルシューティングを行い、その根本原因を障害が発生した時点に遡って確認検証する「ヒストリカルプレイバック機能」
  • 通常は「内部に隠れてしまう」様々な問題点やその値を簡単に発見し、問題の本質に迫る
  • ネットワークを流れる重要なトラフィックを特定し、そうしたトラフィックを最大限サポートできるようにネットワークキャパシティ全体を分析して判断する「キャパシティプランニングレポート」